会社概要

商 号  株式会社北桑木材センター

設 立  昭和45年5月1日

資本金  20,000千円

所在地  京都市右京区京北下弓削町井下8

TEL  075-854-0136

FAX  075-854-0332

代表者  代表取締役社長 田渕 保

事業内容 国産材専門木材市場 おが粉製造・販売 薪販売

高度成長期の真っただ中の昭和40年代頃。このころブランド化しつつあった北桑材ではありますが、当時は地元に市場がなかったため、木材業者や森林組合は遠くの市場まで出荷しなければなりませんでした。また地元製材業者に対してはほとんど供給されず、そのため外材に依存せざるをえない状態であるなど、本末転倒な状況でした。

このような状況を憂い、地域産業としての林業振興を期すうえで、地元木材市場の必要性を強く感じた中坂木材(株)社長 (故)中坂 昭 は、自ら発起人となって「地元の木は地元で売る」をスローガンに、昭和43年2月29日第1回発起人会を立ち上げ、度重なる話し合いの後、当社の前身たる「任意組合北桑木材センター」がつくられ、昭和45年1月28日、第1回入札市を行いました。

 昭和45年5月1日当社を正式に株式会社北桑木材センターとして設立。創立時は資本金500万円、事務所は一角にプレハブを建てていましたが、昭和45年10月現在の事務所を建て、昭和54年にさらに増築しました。機械器具も当初は中山式クレーンとフォークリフトのみでしたが、魚谷式移動ホイルローダーを導入し、リフトと組み合わせて作業の効率化、労働条件の改善に努めました。

基本方針として、出荷主(山主、木材業者、森林組合)に少しでも多くの原木代金を支払うため、セールスを行わず機械化・経費の削減に努めて、余剰金を荷主・買方に奨励金(歩戻し)として支払うことを実施しています。

京北町(当時)合併20周年(昭和50年)には、当社・京北町森林組合・京北町木材業協同組合を主体とし、京北町及び京北町商工会の後援を得て、第1回京北町木材まつりを開催しました。

さらに6年後の昭和56年から京北町林業振興展を計画し、地元材の強力な販売に力を入れました。

おかげさまで、年間売上20億円を突破することができ、これにともない、資本金を第5期に1000万へ、第12期に2000万へと増資しました。また、手狭になった食堂の代わりとして、平成元年9月26日平成木材会館を竣工しました。

しかしながら消費税導入による買い控えから売上は16億円に落ち込み、また木材価格の下落が始まり、現在も続く木材不況が始まりました。

「たとえ経営が行き詰まっても、株主や従業員に迷惑をかけない」ことを経営の基本理念にして、結果的に、京都市内や府下の市場が次々廃業する中で生き残ってくることができました。

 新たな試みとして、ホームページを開設して情報を発信したり、平成20年10月からは、価格の低迷している低質材を使ったおが粉製造を「エコライン事業」と名づけて開始しました。

 平成17年4月から京北町は京都市右京区に併合されました。これに伴い、補助金額の変更など山林運営にも変化が訪れると思います。

 いまだ先の見えない木材不況ではありますが、今後も経費の削減等の努力を続けて、生き残りをはかっていきたいと思います。

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